【高島市歴史散歩】世界遺産の礎(いしずえ)を築いた高島商人ー小野権右衛門勝礼(おのごんえもんかつれい)と橋野鉄鉱山(はしのてっこうざん)・高炉跡(こうろあと)

 
 

近代製鉄の工程を現代に伝える「明治日本の産業革命遺産」

今年7月に開かれたユネスコ世界遺産委員会において、「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録されました。

長崎県の端島(はしま/通称軍艦島)や三菱長崎造船所、八幡製鐵所(やわたせいてつじょ)などとともに、岩手県の「橋野鉄鉱山・高炉跡」もその構成要素の1つとして選定されています。

橋野鉄鉱山の経営者は大溝出身の高島商人 小野権右衛門勝礼であり、安政4年(1858年)、盛岡藩の大島高任(おおしまたかとう)の指導によって築かれた橋野高炉(現存する日本最古の洋式高炉跡)と併せ、採掘から製鉄に至る近代製鉄の工程が把握できる遺産として評価されています

すぐれた商才と先見日本の近代化の礎を築いた高島商人

その小野権右衛門勝礼は、高島の「小野組」を起源としています。 初代小野総本家・小野新四郎則秀(しんしろうのりひで)は大溝十四軒町(おおみぞじゅうしけんちょう)に居をかまえて商業を営みました。

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当初は「糀屋(こうじや)」という屋号を名乗っていましたが、のちに「大溝井筒屋(いづつや)」と称するようになります。則秀の二男にあたる村井権兵衛主元(ごんべえしゅげん)は寛文2年(1662年)に盛岡に進出し、「近江屋(おうみや)」を営む村井新七(しんしち)の養子となって商業に励み、10年後には造酒業と質業を扱う「志和(しわ)近江屋」を創始し、大成功をおさめました。

小野善五郎《総本家2代目》の二男にあたる村井権兵衛唯貞(たださだ)(=初代小野権右衛門)は、叔父の主元のもとに身を寄せて商道を学び、主元の養子になって志和近江屋を継いだ後、「郡山(こおりやま)井筒屋」(造酒業)を立ち上げ、のちには「京都鍵屋」(質業)を開業しました。

小野権右衛門家の7代目である勝礼は、明治元年(1868年)、橋野鉄鉱山に伴う銭座(ぜにざ/貨幣の鋳造所)を開設しました。当時は3基の高炉が稼働し、人員約1,000人・牛150頭・馬50頭の資本をもち、年間約30万貫(=1125トン)もの製鉄量を誇るなど、国内最大規模のものでした。

高島を出身地とし、すぐれた商才と行動力、先見の明をもって盛岡をはじめとする各地に進出し、ネットワークを駆使して全国展開の商売をおこなった彼ら「高島商人」は、日本の近代化の礎を築いた、私たちの偉大な先人でもあります。

参考文献:駒井正一 著『高島商人ー隠れたる近江商人の謎ー』(昭和62年発行)
『近江商人の鉱山経営ー知られざる鉱山経営の謎ー』(平成19年発行)
出典:広報たかしま 平成27年10月号


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