【高島市歴史散歩】「王の舞」の系統を継ぐ安曇川の春祭り

4月~5月ごろは、市内各地の神社でさまざまな春祭りが行われます。今回は、その中で、福井県若狭地方の「王の舞」の系統を受け継いでいるといわれる安曇川の春祭りを紹介します。

安曇川町常磐木の三重生(みおう)神社の春祭りは、近年では4月29日が祭礼日となっています。この祭りは、かつては行列の中に神牛(かみうし)が加わっていたことから「牛祭り」と呼ばれていたことが江戸時代中期に記された『近江輿地志略(おうみよちしりゃく)』に登場し、大変古くから続く祭礼であることが分かっています。その祭礼の中で行われるのが、「天狗」・「王の鼻」等と呼ばれる「王の舞」の系統を継ぐ神事です。

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■起源は稲作に関係する芸能

「王の舞」とは、平安時代末期から鎌倉時代にかけて、主に大規模な神社の祭礼などで、田楽(でんがく/田植えを楽器や歌で囃(はや)すことから始まった芸能踊り)や獅子舞(ししまい)に先立って演じられていた芸能で、現在も福井県の若狭地方に多くの事例が残っています。一般的には、赤い鼻高面(はなだかめん)を被って前半は鉾(ほこ)を持ち、後半は素手で四方を鎮めるように舞い、それを太鼓や笛で囃します。ただ、祭礼の中の神事の一つとして行われるようになると、祭礼の場を祓はらい清めることを目的に演じられることが多くなり、少しずつ形態を変化させながら、各地に伝播していったと考えられています。

■「王の舞」に関係する神事

三重生神社で現在行われる「天狗」では、中学生の男子が木製の鉾を手に持ち、鼻高面を付けて、本殿と拝殿の間に立ち、鉾を左脇に抱えて高く飛び上がる振りをします。さらに、その後に演じられる獅子舞と併せて、古くから伝わる神事とされています。

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また、安曇川町三尾里の箕島(みしま)神社の春の祭礼で行われる、地元で「棒振り」と呼ばれる神事も、同じく「王の舞」の系統を受け継ぐものと考えられます。5月3日に行われる現在の祭礼では、簡略化されている点もありますが、鉾を持って静かに動く振りは、「王の舞」との共通点が見受けられ、この地域で古くから引き継がれてきた神事であることが分かります。

さらに、5月4日に安曇川町下小川の国狭槌(くにさつち)神社の春の祭礼で行われる「三々九度の式」舞」に類似する神事です。ここでは、鼻高面をつけた男性が鉾をもって辺りを祓う振りを行った後、獅子舞が演じられます。

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■当時の文化交流を今に伝える

このように安曇川では、現在も複数の神社の祭礼で、「王の舞」の系統を受け継ぐ神事が行われています。「王の舞」が若狭地方で多く演じられていることから考えると、高島市域、特に安曇川流域周辺地域と若狭地方との深い文化的交流の歴史をうかがい知ることができます。

出典:広報たかしま 平成27年4月号

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