【高島市歴史散歩】琵琶湖治水の先覚者 藤本太郎兵衛 親子三代

新旭町の夕暮原浜(ゆうぐれはらはま)に精悍(せいかん)な表情でたたずむ姿は、琵琶湖の治水に生涯を捧げた志をしのばせるとともに、今もなお行われる琵琶湖治水の重要性を我々に訴えかけます。

▼人々を悩まし続けた「水込み」

滋賀県には509本もの一級河川が存在し、このうち琵琶湖に流れ込む河川は118本にのぼります。高島市内からも多くの河川や地下水が琵琶湖に注ぎ込んでいますが、なかでも安曇川は、流域面積が310k㎡にのぼり、野洲川に次いで2番目の面積を誇るなど、豊富な水量をもたらす重要な河川のひとつです。

その一方、琵琶湖から流れ出る自然河川は瀬田川が唯一となります。現在は、南郷の洗堰(あらいぜき)によって水位と水量が管理されていますが、かつての瀬田川は川幅が狭く、山からの土砂が流れ込み川底に溜るなど、流出する水量は少なく不安定なものでした。また、琵琶湖の洪水は、河川の洪水とは異なり、その面積の広さから水位上昇、低下ともに時間がかかるため、ひとたび大雨が降ると行き場を失った水が琵琶湖に滞留し、湖面の上昇によって沿岸が浸水する「水込み」と呼ばれる水害に悩まされてきました(浸水日数が237日に及ぶ記録も残ります)。

▼周辺200か村の悲願!! 私費を投じ三代にわたった偉業

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江戸時代以降、この水害をなくすために瀬田川の川底を浚(さら)い(浚渫)、流出水量を拡大する治水工事の実施が、琵琶湖周辺の村々から嘆願されました。しかし、浚渫による下流域での洪水を心配した江戸幕府が着手することはありませんでした。そんな琵琶湖治水という大きな難題に、高島郡深溝村(現新旭町深溝)の庄屋であった藤本太郎兵衛が立ち上がりました。初代太郎兵衛(直重(なおしげ))は、瀬田川の土砂は自普請(じふしん/農民自らが費用を出し合って行う工事)による浚渫の必要性があると湖岸の村々に説き、177か村の賛同を得て、天明4年(1784年)に工事を始めることができました。しかし、充分な効果を挙げることはできず、二代目太郎兵衛 重勝(しげかつ)による老中 松平定信への直訴や瀬田川下流の村々への説得が続けられます。

そして初代太郎兵衛から満50年目の天保2年(1831年)、三代目太郎兵衛 清勝(きよかつ)の時に幕府からの許可をとりつけ、瀬田川の全長14㎞、出役31万人、工事費7654両(約2億5000万円)におよぶ治水工事が竣工されました。この浚渫は、琵琶湖周辺200か村の悲願を達成させる大工事となり、「天保の御救大浚(おおすくいおおざらえ)」と呼ばれ今もなお語り継がれています。

出典:広報たかしま 平成27年3月号

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