【高島市歴史散歩】 街道沿いの常夜灯

▼街道の目印

 今津町深清水の日吉神社の前には、江戸時代の天保(てんぽう)年間(1830-1844)に造られた2基の常夜灯が建っています。この常夜灯は、昭和33年に現在の場所に移されましたが、それまでは、今の位置より少し南方の、集落内を通る北国海道沿いに建っていました。

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 常夜灯は、街道を通る人々や港に入る船の目印になるような場所に造られました。市内でも、この深清水の常夜灯の他に、鵜川の白鬚神社前や勝野の日吉神社御旅所(おたびしょ)前、安曇川町三尾里の南端等で、江戸時代に造られた常夜灯を見ることができます。

 また、県内では、中山道(なかせんどう)沿いとなる愛知川(えちがわ)の渡し場(愛荘町(あいしょうちょう))や、塩津街道の起点となる塩津浜(長浜市)に建つ常夜灯等がよく知られています。

▼旅路の安全を願って

 常夜灯は多くの場合、地元の住民や、荷物運搬の仕事に関わって、街道や港を頻繁に往来す る人々の寄進などで造られました。深清水の常夜灯は、一基には「金毘羅大権現講中(こんぴらだいごんげんこうちゅう)」、もう一基には「伊勢両皇太宮講中 (いせりょうたいぐうこうちゅう)」と正面に大きく刻まれていて、これが、香川県の金毘羅宮(こんぴらぐう)と三重県の伊勢神宮参詣のために結成された講 の人々によって造られたことが分かります。社寺参詣(さんけい)を目的とする講は、構成員が決められたお金を出し合い、年番で代表者が参詣に行くというも のですが、彼らはその他に、旅人の行路安全を願って、自分たちで常夜灯を造ったのです。

▼信仰の広まり

 深清水の常夜灯の下段には、願主(がんしゅ)・講中として、それぞれ80人近い人の名前 が記されています。地元深清水村の人が最も多いですが、他にもマキノ町大沼・知内・石庭・新保(しんぼ)・森西・沢、今津町酒波(さなみ)・伊井・平ケ崎 (へがさき)・中ノ町・構(かまえ)・梅原等の村々の住人の名前があげられていて、この講が広い範囲で結成されていたことが分かります。

 また、北深清水区に残る享和4年(1804)の古文書には、北深清水村を講元(こうもと)として、南深清水・大沼・石庭・三谷・上弘部の各村の人々が金毘羅講を結成していたことが記されています。

 社寺参詣を目的とした講は、江戸時代に入ると、交通網の整備等で旅行が簡単になったこともあって、全国で盛んに結成されるようになりました。高島市内でも、多くの講が結成され、その組織が現在まで続いている地域もあります。

▼当時の思いを今に

 街道沿いの常夜灯は、江戸時代の人々の旅と信仰への思いを今に伝える貴重な文化財の一つと言えます。

▼ 日吉神社(深清水) ▼

 

出典:広報たかしま 平成26年10月号

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