【高島市歴史散歩】近江と若狭を結ぶ粟柄峠(あわがらとうげ)

マキノ高原マキノスキー場から赤坂山(あかさかやま)山頂脇を抜けて、福井県の美浜町新庄(しんじょ)へ向かう山越えの道は、粟柄峠と呼ばれ、古 くから近江と若狭をつなぐ主要な峠道の一つとして利用されてきました。峠の名前は、福井県側の麓に「粟柄」という村があったことによりますが、現在その村 は美浜町大字新庄の一部になり、「粟柄」の地名はなくなっています。

この道は古代の官道(かんどう)である北陸道の一部とも考えられており、『延喜式(えんぎしき)』に記される北陸道の駅である近江国の鞆結(ともゆい)駅と若狭国の弥美(みみ)駅を結ぶ最短コースであるとも考えられています。

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近江と北陸を結ぶ街道としては、マキノ町海津から追坂峠(おっさかとうげ)を越えて、越前敦賀に向かう北国海道(ほっこくかいどう/現在の国道 161号)が有名ですが、この道は中世以降、主に琵琶湖と日本海の間を往来する物資の運搬ルートとして整備された道であり、徒歩で日常的に行き来をする 人々は、出発地と目的地をできるだけ最短で結び、かつできるだけ歩きやすい峠道を選んで通ることが多かったと思われます。

この粟柄峠も近隣の村人たちの生活の中での移動に使われることが多かったと考えられ、現在、マキノスキー場から赤坂山への登山ルートを登り始める と、途中からところどころに古い石畳が残り、かつては多くの人々が歩いた道であったことが分かります。また、峠付近には自然石に彫られた地蔵菩薩像や岩を くりぬいて置かれた石造仏が祀(まつ)られ、峠越えの安全を願った人々の信仰心をうかがうこともできます。

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水上勉(みずかみつとむ)の小説『湖(うみ)の琴』には、福井県の粟柄村に住む主人公の少女が、三味線や琴の糸取り仕事のため、粟柄峠を越えて滋 賀県にやってくる場面があり、その情景は「近江へぬける白い一本道の両側の山壁には、葉を落とした欅(けやき)の梢(こずえ)が針のように空へつき出てい て肌寒い風が吹いていた。」と描写されています。

風雪の厳しいこの峠道は、冬は当然雪に覆われることもあり、交通路としての役割は早くに終えましたが、近年では、春から秋にかけて高山植物が美し い登山コースとして、また冬にはスノーシューなどで雪山登山が楽しめるコースとしても、多くの人に知られるようになっています。

出典:高島市発行「広報たかしま」平成24年2月号

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