【高島市歴史散歩】六種(ろくしゅ)の木

江戸時代に地方土産の一つとして全国に流通した「朽木盆」をはじめとする朽木のろくろ挽(ひ)き物は、「六種の木」と呼ばれた木材によって作られていました。

トチノキ・ブナ・ケヤキ・カツラ・カエデ・ミズキなどの六種類の落葉広葉樹は乾燥が不十分だと狂いやすい材ですが、大径(だいけい)用材が豊富に調達でき加工が容易であったことからこれらの材が使われました。

木地屋(きじや)は「山七合目(やまななごうめ)半から上は木地屋のもの」などと標榜(ひょうぼう)し、良材を求めて山中(さんちゅう)を漂泊し ました。適材を採りつくすと次の山へ移動することが多いのですが、朽木は材が豊富であったことと、朽木藩の庇護(ひご)を受けていたことにより木地屋が定 着したようです。六種に制約されたのは朽木藩の林政制度に定められた範囲の木というのが真相だったようです。

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全国の遺跡から出土した江戸時代の漆器椀(しっきわん)の材を調査した結果によると、トチノキが約54%、ブナ約29%、ケヤキ約14%、カツラ約3%で、トチノキとブナの二種類で8割以上を占めています。

また、朽木のある農家に伝世(でんせい)した明治2年(1869)購入の箱書き紀年銘(きねんめい)のある椀類(わんるい)の調査では、ブナが約7割、トチノキが約3割を占め、地域によって若干の差があるようです。

朽木生杉(おいすぎ)には、県下でも有数の植生の豊かなブナの原生林があります。昨年秋には能家(のうげ)の山中で幹回り7メートルを超す西日本 有数のトチノキが確認されました。これらの伐採は森全体の生態系を損ないかねず、琵琶湖の環境にも影響を及ぼす恐れがあるとして保全を求める活動が地元の 方々や研究者などからなる「巨木と水源の郷をまもる会」によって進められています。

明治中頃に朽木の木地屋が絶えて以降、森はその植生を取り戻しつつある中、トチノキをはじめとする六種の木は「銘木」と呼ばれ、家具材や内装材として注目され、再び受難の時代をむかえています

出典:高島市発行「広報たかしま」平成23年12月号

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