【高島市歴史散歩】朽木文書(もんじょ)

朽木文書とは、鎌倉時代以来、明治維新に至るまで朽木谷の領主(りょうしゅ)であった朽木家に伝わった古文書・古典籍(こてんせき)のことをいいます。

朽木家は、鎌倉時代以来、現在に至るまで、連綿と朽木の地にある家で、鎌倉時代においては鎌倉幕府の御家人(ごけにん)として、室町時代において は室町幕府の御家人として、出身地近江国朽木荘(おうみのくにくつきのしょう)を拠点に、領主支配を展開しました。さらに、戦国時代、織田・豊臣期を生き 延び、江戸時代においては参勤交代(さんきんこうたい)をする旗本(交代寄合(こうたいよりあい))として、朽木の地を動くことなく明治維新を迎えまし た。中世から近世にかけて一貫して同一地に存在し続けた領主としては、全国的に見ても稀(まれ)な存在です。

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また、出身地を動かなかったというだけでなく、鎌倉時代以来明治時代に至るまで、多量の家に伝わる古文書を残しています。全国的には多くの家が南 北朝時代から戦国時代に起こった幾度もの戦乱で家が断絶したり、織田・豊臣期や江戸時代において、他の地へ転封させられた家も多く、転封(てんぽう)の際 に古文書が散り失せることがよくありました。朽木氏の場合、数々の戦乱を生き抜き、本貫地を離れず、古文書の価値を幾度となく再認識し伝えてきたことによ り、多くの古文書を今日に残すことができました。とくに鎌倉から戦国時代にかけての中世文書は、畿内・近国に居住した領主層の残した古文書群としては唯一 の質と量を誇ります。そのため多くの研究者の注目を浴び、研究がされてきた結果、朽木氏の存在形態が畿内・近国の現地に居住する領主像の一つの典型として 評価されています。

朽木文書の総点数は、約1,500点です。その多くが鎌倉・室町・戦国の各時代にあたる中世の文書で、中世の武士家の文書がまとまって残っているところに、その特徴がある。

朽木文書の残存した理由の一つとして、戦国時代から織田・豊臣期に生き残ったことが大きい。湖西地方の武家領主のほとんどが、織田信長との戦いの 過程で滅び去ったために、家の古文書も残ることはなかった。朽木氏は、この地方でこの危機を乗り越えることができたほぼ唯一の家である。また、近世になる とほとんどの大名が、天下人(てんかびと)であった豊臣秀吉や徳川将軍家の命令により、古くから住んでいた土地を離れ、新しく命じられた土地に移らなけれ ばならなかった。このような大勢のなか、朽木氏は一度も朽木の地を動くことなく明治維新を迎えたのである。

明治21年に朽木家の中世文書の大部分が売却され、内閣記録局が所蔵した。この「朽木家古文書」1066通は、その後、畿内・近国のまとまった中世文書として、全国的にも貴重であることから、平成元年に国の重要文化財に指定された。

また、現在朽木家が所蔵する史料としては中世文書を中心とする427点があり、平成20年に高島市の有形文化財として指定された。この史料は、本来、重要文化財である国立公文書館所蔵分とひとまとまりになるべきもので、伝来の過程で二つに分けられてしまったのです。

出典:高島市役所発行「広報たかしま」平成22年3月号

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