【高島市歴史散歩】祭りの陰の主役 お守りとしても大切にされてきた餅 

神聖な丸い餅

 餅とは本来は丸いもので、餅を切ることでさえ不吉と忌(い)まれるほど、その丸い形が神聖なものと考えられていました。正月にお供えした鏡餅を割って皆で食べる鏡開きも、「切る」や「割る」という言葉は縁起が良くないとして避けられてきた表現です。

餅が正月のご祝儀として用いられるようになったのは平安時代からとされていますが、正月の鏡餅のほか、3月3日(上巳(じょうし)の節句)の草餅、5月5日( 端午(たんご)の節句)のチマキまたは柏餅、旧暦10月亥(い)の日の亥子(いのこ)餅など、餅と節句との関わりは深いとされています。節句は「節供」とも書き、1年間の無事を願って重要な節目ごとに行うお祭りです。

高島市でのならわし

 高島市でも昔から餅や団子が祭りごとやお供養などのために作られてきました。正月には鏡餅を供え、また地域によっては小さな団子を木の枝に飾った餅花を神棚にまつり、山の神様に斧・鋸(のこぎり)などの道具と一緒に十二月神餅をお供えして、豊かで安全な1年になるよう祈ります。

mochi

2月~3月頃にかけては、各地域の寺院で涅槃会(ねはんえ)の法要の後に団子撒(ま)きが行われます。撒かれるのは紅白の団子、鮮やかな3色の団子などさまざまで、お下がりをいただくと農作業や山仕事の際のマムシ除けになるといわれています。そして、無病息災を願って布や毛糸で編んだ小袋に入れて、お守りにしました。また、ころころさん(ころころ団子)と呼ばれるお供え団子は、8月のお墓参りのほか、地域によっては2月の涅槃会、8月16日のお盆の送り団子、8月23日の地蔵盆などにも作られます。団子のお下がりはそのまま食べるほか、レース糸につないで腰から下げ、やはりマムシ除けのお守りとしました。

また春祭りの宵宮(よいみや/前夜祭)には、よもぎ団子をこし餡(あん)で包んだヨミヤ団子を持った子どもたちが、「明日のお祭りに来てください」と招待客の家まで案内に行くならわしがあります。秋祭りには1年の豊作を感謝して、山の神様に鏡餅一重ねを、葉付き大根・丸ごとの小魚などと一緒に供えます。稲刈りを全て終えた後、田の神様の亥の子祭りには、もち米を使ったおはぎなどが作られました。

現代では、餅やそれを加工したお菓子なども手軽に買うことができるので、身近な食べ物になっています。時には餅が大切にされていた昔からの伝統を思いながら、ゆっくり味わってみるのもいいかもしれません。

※参考文献※

  • 『滋賀県の伝統食文化 滋賀県伝統食文化調査報告書 平成6年度~平成9年度』
  • 『滋賀県伝統食文化調査 資料編』(ともに1998年/滋賀県教育委員会)
  • 『マキノの里山語りやんせ』(2004年/マキノ町)

出典:広報たかしま 平成28年2月号

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